第二部(講演)

心を届けるハグニケーション―患者力から学ぶ3つの力

講師:高木 さと子 (株式会社ハグニケーションズ 代表取締役/日本ハグ協会 会長 )

はじめましてマザーさと子こと高木さと子です。私の人生テーマは人を輝かせること。
日々企業や団体、個人の方々など色んな立場の方と関わりながら、大切な人を抱きしめるようなコミュニケーションをと「ハグニケーション」をお伝えしています。
ハグニケーションの原点は家族にあります。
結婚して15年、平穏に暮らしていた私に突然やってきたのは、最愛の夫の「末期ガンの告知」でした。そして病気の告知から私が始めたことは、「ハグニケーション」でした。
ハグの素晴らしいところは、時間もお金もかけずに「愛しているよ」「愛されている」を実感できること。
人の存在や価値を認めるための働きかけを、心理学でストロークといいます。
ストロークには「肯定的」「否定的」と2つのパターンがありますが、「肯定的ストローク」は心の栄養に、「否定的ストローク」は、肯定をベースに行えば、相手の成長につなげることも出来ます。すぐに出来ることは沢山あります、笑う、前向きな言葉を使う、話を聴く、挨拶する、励ます、気にとめる、声をかける、事実を言う、褒める、認める、感謝する、任せる、信じる。
誰かが「大丈夫だよ」「いいね」というだけで、その人の「チャレンジ精神」はみるみる育ちます。子育ても人材育成も心を持った「人」が相手、「人が人を活かす」からこそ人を大切にするハグニケーションが今時代に求められています。
私は生きているからこそ目の前にいるからこそ抱きしめられると言う事を知っています。
家族のためにと始めたハグや笑顔、言葉のハグ…。家庭の中でのハグニケーション活動が結果自分がとても元気になれるということを実感しました。家庭や企業内に太陽のように明るいお母さんのような存在がいたとしたら、家族や組織の安心感、活性化に大きく貢献します。その具体的な方法やエッセンスを日々お伝えし、大切な人を大切にするハグニケーションで世界中が平和になることを祈らない日はありません。

講師略歴

高木 さと子(たかぎ さとこ) 

1988年

愛知淑徳短期大学卒業、翌年、東芝テックに入社、支社長秘書となる
1991年 今しか出来ない仕事!とモデルへ転身し魅せることにチャレンジ
2003年 「人を輝かせる」ことを模索する中、美容業界にかかわりながら、 コーチング、心理学、メンターとしての生き方を学び始める
2004年 企業団体への研修や、講演、ママ向け講座など講師活動スタート
2009年 日本ハグ協会設立 会長に就任 会員登録スタート(2015年現在 1275名)
2010年 世界にたったひとつのぬいぐるみ「はぐよ日本縦断の旅」スタート
2011年 愛を確かめ愛を深める「ハグスポット100選」 名古屋テレビ塔を第1号に認定!「平成の社長塾」開催(2014年までに3期まで開催)
2014年 株式会社ハグニケーションズ 設立 代表取締役に就任
マザーデザインプロジェクト始動 
「認定マザー養成講座」開催 (2015年までに3期まで開催)
2015年 ハグダンス「はぐはぐハグニケーション」完成
ワールドドリームピック(国立代々木第2体育館)にて初披露

自分と人を幸せにするコミュニケーションの伝道師。
岐阜県生まれ名古屋市在、2児の母。
身と心を美しく整え、ビジョンを表現するセルフコミュニケーション術や社内風土改革などの研修やセミナーは年間のべ4800人が受講し、楽しくてわかりやすいと定評がある。
最愛の家族の闘病中の気づきから、「大切な人を大切にする」ハグニケーションを提唱するために日本ハグ協会を設立。活動の中で次々と飛び出す斬新なアイデアはマスコミでも評判になっている。
2014年からはマザー養成講座を実施。
全国から集まったメンバーに「人を応援するスキルとマインド」を伝授し企業や家庭で活躍できる人の育成に力を注ぎ、企業と家庭の両面から世界を良くしていこうと活動中。
人に寄り添う共感型のコミュニケーションの実践者でもあり、受講者からは感謝の手紙や、ハグの実践報告などが絶えない。
世界に新たなハグのマインドを吹き込んでいく平成のマザー。

このページを閉じる